トタン屋根は薄い鉄板に亜鉛をメッキした金属材トタン板で作られています。
屋根の中でも設置が素早くでき、比較的安価なので広く普及されています。
そんなトタン屋根は手入れを怠ると穴が開き雨漏りしやすい屋根でもあるのですが、もしトタン屋根が雨漏りしたら応急処置で自分で直すことが可能です。
雨漏りの箇所が分かる場合
雨漏りの箇所が特定できていたり、穴が小さい場合は防水テープで一時的に対処できます。
防水テープを購入する際は、必ず屋外用でトタン屋根の素材に貼れるのかどうかを確認しましょう。
防水テープを使用する際は、まず補修箇所の汚れや塗装を落とし、その後空気が入らないように防水テープを貼り付けてください。
粘着力が落ちないように周りの水分をしっかり拭き取って貼ることが大事なので気を付けましょう。
雨漏りの範囲が広くて防水テープでは塞ぎきれない場合は、防水シートで補修することも可能（やり方は防水テープと同じ）なので活用してください。
雨漏りの箇所が分からない場合・複数箇所穴が開いている場合
雨漏りがどこで起きてるか分からなかったり、複数箇所開いている場合は大きめのブルーシートを引いて補修しましょう。
ブルーシートをシワなく広げた後、ガムテープで留めて四隅に土のう袋を置けば固定できます。
屋根が急な斜面になっている場合は、土のう袋を置いても滑り落ちてしまう可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
雨漏りが再発しないようにするには
応急処置はあくまで一時的なものなので、風が吹いたりすると剥がれてしまいますし、長くは持ちません。
雨漏りが再発しないようにするには、屋根の塗装をしたり、全体的に防水部分を再施工してもらうことで屋根の劣化を防ぐことができます。
再発防止のため、業者にこれらをお願いすると同時に屋根の点検も行ってもらうとより良いでしょう。
応急処置は無理せず
雨漏りが突然起きて業者もすぐに呼べないという場合のための応急処置ですが、屋根に上がって作業することになるので、危ないと感じたときは無理しないようにしましょう。
もし応急処置をする場合でも、何かあった時のためになるべく一人ではせずに、二人体制で補修を行うことが大切です。
そして作業時はヘルメットを着用するなど、なるべく安全面に配慮した状態で作業を行うようにしましょう。
最後に
屋根の修理は一時的に補修することはできますが、長期的には改善されません。
応急処置後も放置せず、必ず業者に連絡してきちんと修理をしてもらうことをおすすめします。